はじめに
僕たちの会社がいつも大切にしている「自分らしく暮らす家」という考え方。これって、言葉にするのは簡単ですけど、突き詰めると本当に奥が深いテーマだなって、最近お客さんとの打ち合わせのたびに感じています。単にデザインがおしゃれとか、間取りが便利っていうだけじゃなくて、そこに住む人の「好き」や「こだわり」が、空気みたいに自然に溶け込んでいる空間。それこそが、僕らが目指している家づくりの核心なんですよね。最近、特にその「好き」の象徴として、家づくりの中心的なテーマになることが多いのが「趣味」との向き合い方です。昔みたいに、家とは別に「趣味の部屋」を一つ設けるんじゃなくて、暮らしのど真ん中に、趣味をどう配置するか。そんなワクワクするような相談が、本当に増えてきた気がします。
現状と課題
例えば、アウトドアが好きな方だったら、玄関の横に広い土間収納を作って、汚れたギアも気にせず置けるようにしたり。そこからウッドデッキ、そして庭へと、家の中と外がシームレスに繋がるような動線計画を考えたりします。リビングの壁に、お気に入りの自転車やサーフボードを飾るのだって、最高にクールなインテリアになりますよね。僕が個人的にすごくいいなと思うのは、読書好きの方のための「リーディングヌック」。リビングの隅っことか、階段下のスペースとか、ちょっとした「おこもり感」のある場所に、造作のベンチと本棚、そして手元を照らす小さな照明を設置するんです。そこはもう、家族がすぐそばにいる安心感と、自分の世界に没頭できる集中力が両立する、最高のパーソナルスペースになるはず。趣味って、人生を豊かにしてくれる大切な時間だからこそ、暮らしから切り離すんじゃなくて、むしろ積極的に混ぜ合わせていく。そんな家づくりが、今すごく求められているんだなと感じます。
解決策とアプローチ
じゃあ、具体的にどうやって趣味のスペースを暮らしに溶け込ませるか。僕が最近よく参考にしているのが、有孔ボード(パンチングボード)を使った「見せる収納」です。これ、本当に万能なんですよ。例えば、DIYが趣味の方なら、ガレージや書斎の壁一面に有孔ボードを設置します。計画段階で壁に下地をしっかり入れてもらうのがポイントですね。あとは、専用のフックや棚のアクセサリーを使って、工具を機能的かつ美しくディスプレイしていくんです。どこに何があるか一目でわかるし、何よりその壁 자체가、その人の「好き」を表現するアートみたいに見えてきます。作り方はすごくシンプル。
実践のヒント
- 壁の下地補強: 家を建てる段階で、設計担当に「ここに有孔ボードを付けたい」と伝えて、壁の裏に補強を入れてもらう。(これが一番大事!)
- ボードの取り付け: ホームセンターなどで好きな色やサイズの有孔ボードを買ってきて、下地のある場所にしっかりと固定する。
- 自由なレイアウト: あとはもう、センスの見せ所。フックや棚、ボックスなどを自由に組み合わせて、自分のコレクションを飾りつけていくだけ。
まとめ
これなら、キャンプギアや釣り道具、プラモデルの工具なんかも、ごちゃごちゃさせずにスッキリ収納できます。Pinterestなんかで「pegboard storage ideas」って検索すると、海外のめちゃくちゃカッコいい事例がたくさん出てくるので、見ているだけでも楽しいですよ。
結局のところ、「趣味と暮らす家」って、毎日をちょっとだけ特別にしてくれる、最高の仕掛けなんだと思います。家が単に「寝に帰る場所」じゃなくて、「自分を表現できるアトリエ」であり、「仲間と集う秘密基地」にもなる。そんな可能性を秘めているんですよね。僕たちSALT STYLE HOMEの家づくりは、お客さん一人ひとりが持っている、そういうキラキラした「好き」のかけらを、どうやって空間に落とし込んでいくか、という対話のプロセスそのものなんだなと実感しています。だから、打ち合わせで皆さんの趣味の話を聞くのが、僕は何より楽しいんです。もっともっと、皆さんの「好き」を聞かせてもらえたら嬉しいですね。