私たちのSALT STYLE HOMEが目指しているのは、ただカッコいいとか、ただ性能がいいとか、そういうことだけじゃないのです。「デザイン」と「性能」、そして「コスト」のバランスをしっかり取って、何より「住む人にとって心地よい家」をつくること。この考え方、非常に共感しています。スペック表だけじゃわからない、日々の暮らしの中での「あ、気持ちいいな」という瞬間を、どうやってデザインしていくか。これが私たちの挑戦なんだと思っています。その中でも最近、特に「これからの家づくりに絶対欠かせない!」と感じているのが、「光と風」という自然のエネルギーをどうやって味方につけるか、というテーマなんです。エアコンや照明に頼り切るんじゃなくて、自然の恵みを最大限に活かす。これって、非常に豊かで賢い暮らし方だと思いませんか?
データ活用の可能性
うちのサイトの施工事例(WORKS)を見てもらうとわかると思うんですが、どの家も非常に明るくて、風がすーっと抜けていくような開放感があるんです。これって、単に大きな窓をたくさん付ければいいって話じゃなくて、実は非常に緻密な計算に基づいているのです。例えば、太陽の動き。夏と冬では、太陽の高さが全然違います。夏は高い位置からギラギラ照りつけるけど、冬は低い位置から部屋の奥まで暖かい光を届けてくれる。この性質を利用して、軒(のき)や庇(ひさし)の出っ張りを絶妙な長さに設計するんです。そうすると、夏は強い日差しを遮って室内を涼しく保ち、逆に冬はポカポカの日差しをたくさん取り込んで、暖房に頼らなくても暖かく過ごせるようになる。これぞまさに「パッシブデザイン」の考え方で、機械に頼らず建物の工夫で快適さを生み出す、昔ながらの知恵です。こういう設計がされている家って、光熱費が抑えられるというメリットはもちろん、季節の移ろいを肌で感じられる、本当に心地よい空間になるんだなあって、現場を見るたびに実感します。
実践的なアプローチ
最近は、この「光と風の設計」がテクノロジーの力でさらに進化しているのが面白いのです。個人的に注目しているのが「採光シミュレーション」です。これは、設計段階で建物の3Dモデルを作って、春夏秋冬、朝昼晩で、部屋のどこにどれくらい光が差し込むかをコンピュータ上で可視化できる技術なんです。これを使うと、「冬の朝、ダイニングテーブルのこの位置に朝日が差し込むから、気持ちよく朝食がとれそうだな」とか、「夏の西日でこの壁が熱くなりそうであるため、窓の配置を見直そう」とか、実際に住んでみないとわからなかったようなことまで、建てる前にリアルに検討できる。風についても同じで、気象庁が公開している地域ごとの「卓越風(一年で最もよく吹く風向き)」のデータなんかを参考に窓の配置を決めれば、家の中に気持ちいい風の通り道「ウィンドキャッチャー」をつくることができるんです。こういう科学的な裏付けがあるからこそ、感覚だけじゃない、本当に快適な空間がつくれるんだなあと思います。
未来への展望
結局、思う「いい家」って、高性能な断熱材や最新の設備を詰め込んだだけの「魔法瓶」みたいな家じゃなくて、その土地の気候や自然環境をちゃんと理解して、太陽や風と上手にお付き合いできる家なんじゃないかなって。SALT STYLE HOMEの家づくりに触れていると、まさにその哲学を大切にしているのを感じます。ただ家という「ハコ」をつくるんじゃなくて、自然とつながりながら、家族がのびのびと暮らしていける「環境」そのものをデザインしていく。そんなアプローチが、これからの時代にはもっともっと大事になってくるはず。そんな未来のスタンダードになるような家づくりに、これからも関わっていきたいなと、改めて強く思いました。